囲碁のルール
囲碁のルールは5つだけ。
①黒と白が交互に打つ
石は線と線の交点に打ち、1度打った石はその場から動かさない。
黒が先手で先手が有利なので、黒は白に6目(もく)半のハンデをあげる。
②最終的に相手よりも陣地を多くとった方が勝ち
陣地とは自分の色の石で囲んだ交点の数のこと。
碁盤の端は石で囲まなくても陣地とみなす。
③相手の石は周りを囲むと取れる
相手の石が置かれている点を囲んでいる点を、すべて自分の色の石で囲めば取れる。
囲みきった相手の石は碁盤から取りあげ、自分のものになり、最後に相手の陣地の中に置く。
④石を打てない場所がある
自分の石を置くと、周りを相手に囲まれてしまう場所(相手がすでに囲みきっている場所)には打てない。
あと1手で相手の石を取れる状態(アタリ)であれば、置いて相手の石を取ることができる。
自分が石を置くと、次に相手に囲まれて取られてしまう所にあえて相手に取らせるように置くことはある。(捨て石)
⑤コウ
「コウ」の形になったとき、アタリの石を連続して取ることができない。
一方の人が最初に石を取った後、もう一方の人は直前に打たれた石がアタリになっているがその石をすぐに(直後に)取ることができない。
1度他の場所へ打ったあとは取ることができる。
囲碁は「無」から始まる
将棋は40枚駒を配置してから、オセロは黒と白を2つずつ置いてからはじめるが、囲碁は何もない状態から始める。何もないところから自由に広げていき、戦略をもって進めていき、最終局面が毎回違う絵になるところはカルカソンヌに似ている。
何もないところから陣地を広げていくのは結構難しい。
全部の石をくっつけて隙間なく囲んでいかなくても、石と石の幅をとり、効率良く陣地を囲んでいくための方法を考えるゲーム。
碁盤の隅で3×3の9目を囲むには、2辺は碁盤の端なので、残りの2辺を囲めばよいので6コ石が必要。碁盤の辺を使って3×3の9目を囲むには3辺を囲むので9コ石が必要。碁盤の中央で3×3の9目を囲むには4辺すべてを囲むので12コ石が必要になる。
一局の流れ
(1)序盤(布石)
どのようにお互いが陣地を広げていくのかをイメージする力が必要。順番に組み立てていく構想力も必要。
(2)中盤(戦い)
戦略がここで必要となり、自分の陣地をどのあたりめで広げられるか、相手のどの石が弱そう(取れそう)か、などを考えて相手を攻めつつも、自分の身も守るような柔軟性が必要になる。
(3)終盤(ヨセ)
先手になるか(相手が受けてくれるか)、どのくらい得をするか、損をするかの計算をして打つ手の大きさを考えることが必要。
相手の打つ手につられないで、今打つべきなのはどこなのかと全体を見てバランスをとっていく。大場より急場。
まだ、中盤の戦いが得意ではなくて、相手の石を取ろうとして進んでみた結果、逆に相手にとられてしまう。もっと実戦経験を積んで、先が読めるようになりたい。ヨセが得意な先生に個人レッスンをしてもらっているからか、ヨセは結構自信をもって打っているが、まだまだ先手にならない時もあるので、もっと勉強が必要だなと感じる。