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行動は言葉よりも雄弁

【読書記録】世界一わかりやすいジョハリの窓の理論と実践

世界一わかりやすいジョハリの窓の理論と実践

著者:中村 友彦

 

あらすじ


①開放の窓

名前、髪の色、性別、年齢、学歴、職歴、通っているジム、愛用車など。

人によっては、言動、態度、欲望、宗教なども。

②秘密の窓

思い返すと恥ずかしくなったり、罪悪感を感じたり、気落ちしてしまうようなこと。

コンプレックス、トラウマ、病気、家計、性的嗜好、夫婦生活の問題、子どもの問題、家計状況、過去の成功や失敗。

③盲点の窓

意外な長所や短所。口癖、思いがけない癖や行動パターン、攻撃的・受動的な話し方、責任感の強さ、香水のにおいや体臭など。

他者からのフィードバックを通してのみ得ることができる。

④未知の窓

忘れてしまったこと、自己抑制されてきた情報、夢や催眠術を通して得られる情報、カウンセリングを通して得られる情報。

この部分があるからこそ、人は成長できたり、新たな気づきが与えられる。成長の可能性の源となるような領域。

 

①が大きくなる→自己開示が進む

②が大きくなる→自己閉鎖が進む

③が大きくなる→自己認識力が低下

④が大きくなる→自己理解が低下

 

①を広げることがスムーズなコミュニケーションや能力発揮につながる。

ピンクの線を下に押し下げる。

→自分のことをより積極的に周囲に語って自己開示し、他者が知っている領域を広げるとともに、他者が知らない領域を減らすこと。

黄色の線を右に動かす。

→自己に対する他者からのフィードバックや指摘を建設的に受け入れて、自分がこれまで意識していなかった自分に気付くこと。そして、その気づきに基づいて行動を変化させること。

 

読んだ感想

人とコミュニケーションをスムーズにとるためにも、自己開示は大事であり、自己開示するということは、自己理解をしていないとそもそも開示できない。

自分がどんな基準でものごとを考えているのか、日頃から考え続けて頭を使うことで、失敗談も話せるようになるのだと思う。

自分の情報だけ隠しておいて、他人だけ理解しようとしてもそれはできないし難しい、自分はこう考える、あなたはどう考える?でお互いの価値観を知っていく。そのために自分の心の中の窓の構造をまず知ろうと思って読んでみた。