ある夫婦がケンカをした後ラビを訪ねました。
ラビは2人を離して話を聞くべきだと思いました。
夫と妻を一緒に座らせると、お互いに自分が正しいと言い合い、大声で喧嘩をしそうだったからです。
ラビはまず、夫の話を聞きました。
ラビは夫の言うことすべてに賛成し、「夫が正しい」と言いました。
次に、妻の話を聞きました。その時もラビは「妻の言うことが全て正しい」と賛成しました。
夫婦が帰った後それを見ていた弟子が言いました。
「先生、私は全く理解できません。夫の言葉にもその言葉が全部正しいと認め、妻の言葉を聞いても全部正しいと認めました。2人がそれぞれ全く反対のことを言っているのにどうして二人の主張が全部正しいというのでしょうか?」
するとラビが答えました。
「様々な人が問題を持ってやってくるとき、あなたは正しい、あの人は間違っている、というような切り口で判断してはいけない。そうすると、余計に彼らの争いを大きくしてしまうだけだ。むしろ、双方の主張を両方とも認めてあげなさい。そうすれば彼らも冷静さを取り戻す。その後、徐々に和解するように手助けをしなければならない。
どんな種類の喧嘩でもまずは彼が言う主張をよく聞いて認めてあげることが重要だ。」
まずはよく聞いて認めてあげることが重要なのはなぜですか?
賢明な判断とはどのような判断でしょう?
やっぱり話はじっくり聞くことが大事だなと思う。
話をちゎんと聞かないで、勝手に判断するのは良くない。
話をする側もじっくり聞いてもらえれば納得することもある。