タルムード
内容 ユダヤ人は先祖の名前を子供につけて、家族の伝統を引き継ぎます。 ユダヤ人の名前にはヤコブ、アブラハム、イサク、サミュエル、ダビデといったものが多く、これらは全て聖書やユダヤの伝統に由来する名前です。 しかし死んだ先祖の名前だけをつけるわ…
内容 人類の最初の女性であるエヴァは神様がアダムの肋骨を1つ抜いて作られました。ある日ローマ皇帝があるラビの家を訪れこんな質問をしました。 「神は泥棒と同じです。どうして男が寝ている隙をついてこっそり肋骨を盗むのですか。」 その時隣で静かに聞…
ある村に貧しいラビが住んでいました。 昼間は木こりをしてお金を稼ぎ夜は勉強していました。 ある日ラビは木を売って帰ってきて思いました。 ロバがいたら、木をもっとたくさん売れるのではないか。 ラビは市場に行って、ロバを一頭を買いました。 それから…
2人は特に契約書や証書もなくお互いの信頼関係だけで事業を始めました。彼らは勤勉で誠実だったので事業は繁盛し続け大きな成功を収めました。 2人の間には問題がないのですが、子どもたちの代になって問題が生じることを心配し2人は契約書を作成しておく…
田舎に住むある裕福なユダヤ人が息子を遠くエルサレムにある学校に送りました。 ところがその間に重い病気にかかり命の危機に陥りました。 息子に会えずに死んでしまいそうで彼は次のように遺書を書きました。 『私のすべての財産は奴隷に譲る。私の息子は私…
心優しいお金持ちが自分の奴隷を解放して、こう言いました。 「これからはお前は自由の身だ。お前が行きたいところへ行って、この品々を売って幸せに暮らしなさい。」 お金持ちはたくさんの品物も奴隷に渡してくれました。奴隷は船で旅に出ましたが嵐に遭遇…
あるラビがローマに到着した時、通りには張り紙が貼られていました。 王妃が大事にしている高価な宝石がなくなった。30日以内にそれを見つけたものには素晴らしい褒美を与える。しかし、30日以降にそれを持っていたものは発見次第死刑に処する。 そんな中ラ…
世の中で強いと思われているものが、ひどく弱いものを恐れることがあります。 ライオンは蚊に刺されるのが怖いです。 像はヒルが足に吸いついてくるのが怖いです。 サソリはハエが怖いです。尻尾にハエが止まると、サソリはハエを刺そうとして自分の毒針で自…
指揮官が部下から敵に重要な拠点を奪われた、という報告を受けました。暗い顔をして家に帰った夫を見た指揮官の妻は心配そうに尋ねました。 「どうしたんですか?何か良くないことでもあったのですか?」 指揮官は意気消沈して、重要な拠点が奪われたことを…
1人のラビがいました。ある日彼は周りの人が自分を尊敬しなくなっていることに気づきとても苦しみました。 しかし、しばらくして彼は周りの人が自分を尊敬していないのではなく自分が自分を尊敬していないことに気づきました。もしある人が自分を尊敬してい…
メイヤーは教えを説くのがうまいと評判のラビでした。毎週金曜日の夜は教会で説教をし、その度に何百人もの人々が彼の話を聞きにやってきました。その中に1人の女性がいました。彼女は彼の説教が好きでいつも参加していました。 他のユダヤ人の女性は金曜日…
2人の男が一緒に旅をしていました。 ところが途中で食料がなくなってしまい2人は困りました。 ”食べ物を手に入れなければ” 2人で必死に歩いていると、幸いにも遠くに一軒の家が見えました。 その家には誰もいませんでしたが見てみると、異様に高い天井から…
ある男が小さなボートを持っていました。 彼は毎年夏になると家族と湖に出かけ、ボートに乗って釣りを楽しんでいました。 ある年の夏の終わり彼はボートを陸にあげて保管しようと思ったのですが、ボートを見ると塗装がひどく剥がれていましたそしてボートの…
あるラビが村の重要な問題を話し合うために、6人を家に招待しました。 ところが集会の日にラビの家に集まったのは全部で7人でした。そのうちの1人は明らかにラビの招待を受けていない人でした。彼が誰なのか誰も分かりません。 そこでラビは言いました。 「…
太初の人間がブドウの木を植えていた時、悪魔がやってきて「何をしているのか」と尋ねました。すると人間は「私は今驚くほど良い実がなる木を植えています。」と答えました。悪魔は「まさか」と首をかしげました。人間はまた言いました。 「この木が育つと、…
ダビデ王はクモが大嫌いでした。どこの家にでもいる薄気味悪い虫だと思っていました。 そんなある日国に大きな戦争が起こりました。 ダビデ王は兵を失い、敵軍に追われる身となりました。 隠れる場所を探していたダビデ王は小さな洞窟を見つけました。 とこ…
内容 美しい娘が1人で散歩を楽しんでいました。その途中山で道に迷ってしまい、喉が乾いたので水を探しに行きました。するとある井戸のそばにたどり着き水を飲もうと綱を引いて井戸の中に入りました。水を飲み終えた娘が再び登ろうとしたら目の前が真っ暗に…
内容 あるラビが母親と一緒に道を歩いていました。しかしその道は石だらけででこぼこで、老いた母親がその道を歩くのはとても大変でした。 するとラビは、母親が一歩一歩と足を動かすたびに自分の手を母親の足元に添えてあげました。 これは母親だけが登場す…
内容 真っ暗な夜道を1人の青年が歩いていました。周りは静かで小さな虫が葉っぱをかすめる音まで聞こえるほどでした。「これは危ない。転びそうだ。気をつけて歩かなきゃ。」 その時、遠くから小さな明りがゆらゆらと近づいてきました。 あるおじいさんが片…
人にお金を恵むときは全員に配った方が良い。 もらった人が恵んでもらったという惨めな気持ちにならないで済むからだ。 しかしどうしても一人の人にお金を恵む時は、むしろその人にお金を貸す形を取った方が良い。 貸し借りは対等だから、借りた方が惨めにな…
ある夫婦がケンカをした後ラビを訪ねました。 ラビは2人を離して話を聞くべきだと思いました。 夫と妻を一緒に座らせると、お互いに自分が正しいと言い合い、大声で喧嘩をしそうだったからです。 ラビはまず、夫の話を聞きました。 ラビは夫の言うことすべて…
ある村の1人の女性が1人の子どもをめぐって喧嘩をしていました。 お互い自分が子どもの本当の母親だと言い張っています。 争いが続き2人の女性はソロモン王を訪ねることにしました。 「あの女が私の子どもを奪っていきました!」 「いいえ!いいえ!あの…
ある商人が町で商売をしていました。商売がうまくいき金貨がたくさんできたので商人は心配になりました。金貨を持ち歩くと盗まれるかもしれないからです。 彼はよく考えて金貨を地面に埋めることにしました。彼は誰もいないところに行き金貨を袋に入れて、地…
不満の多い農夫が賢いラビを探しに行きました。 「家が狭すぎて住めません。どうしたらよいでしょうか?」 ラビはじっくり考えて答えました。 「1匹のヤギを家に入れて一緒に暮らしてみてください。」 農夫は家に帰って部屋にヤギを入れました。 そうすると…
年を取ると学ぶことは難しいと言いますが、ユダヤ人にはそんなことは通用しません。 人間はどんなに年をとっても学ばなければなりません。 学ぶことだけが若さを取り戻す道なのです。 青春は年齢だけでなく心の姿勢を表す言葉でもあります。 学ぼうとする気…
あるところに善良な農家の兄弟が住んでいました。兄は結婚して子どもが生まれ、弟は まだ独り身でした。父がなくなり兄弟は財産を相続しました。 2人は一生懸命農作業をしてりんごとトウモロコシを収穫しました。 彼らはそれをに半分ずつに分けて、それぞれ…
ある村にラビと息子が住んでいました。 ラビの息子は神様にとても会いたがっていて、家に訪ねてきてほしいと毎日祈っていました。 ある日誰かがラビの家のドアを叩きました。 「ついに神様が私を訪ねてきたのかな?」 期待に満ちた息子がいち早く走ってドア…
内容 あるところにとても怖がりで情けないほど意気地のない男がいました。 男は機織りの仕事をしていましたがその材料である葦が風に揺れる音でさえも驚いてしまうような意気地なしです。 ある日男が飼っていたロバの姿がなくどこを探しても見つかりません。…
内容 昔ある国の王様が後継者選びに頭を悩ませていました。 王様には2人の息子がいます。 どちらが後継者にふさわしいのか、王様は2人の息子に競争をさせます。 息子たちよ、よく聞きなさい。これより馬に乗ってエルサレムを1周し、城まで戻るのだ。 この競…
内容 ある人が、市場で上着を1枚買った。 家に帰って、その服を着てみるとポケットから宝石が出てきた。 その瞬間、その人の脳裏には2つの思いが湧いてきた。 「私が買った上着のポケットにあった宝石なんだから自分のものにしてもいいのではないか? そも…