ある村の1人の女性が1人の子どもをめぐって喧嘩をしていました。
お互い自分が子どもの本当の母親だと言い張っています。
争いが続き2人の女性はソロモン王を訪ねることにしました。
「あの女が私の子どもを奪っていきました!」
「いいえ!いいえ!あの子は私の子どもです。」
2人の女性の言葉にソロモン王は悩みました。
外見だけでは誰が本当のお母さんなのかわからなかったからです。
よくよく考えたソロモン王が言いました。では公平に子どもを2つに分けなさい。
兵士が刀を掴みながら子どもに近づきました。
すると青い服を着た女性が兵士の前を遮りました。
あの女が子どもを連れて行ってもいいから、どうか子どもを傷つけないでください。
ソロモン王が青い服を着た女性に言いました。
「子どもを守ろうとしているのを見るとお前が本当の母親だな!」
ソロモン王は本当のお母さんに子どもを返しました。
青い服を着た女性は無事に子どもを取り戻すことができました。
本物のお母さんと偽物のお母さんの違いは何だと思いますか?
母親の愛の深さを感じた出来事がありますか?
なるほど、と思った。実際に子どもがいる人といない人とでは考え方に違いがあらわれそうな質問だなと思った。