内容
ある村に、2人の男がいました。2人とも年老いた父親と一緒に暮らしていました。
この男たちのうち、1人は畑を耕す農夫であり、もう1人は粉ひき屋でした。2人とも優しい顔をしており、誠実そうに見えました。
ある日、農夫は太ったニワトリがそろそろ食べごろだと思い、つかまえて家に帰りました。そして、年老いた父親に、ニワトリ料理をふるまいました。父親は、このニワトリをどうやって手に入れたのかを聞きました。
けれども、農夫の息子は「そんなことを聞いてどうするんだ、ただおいしく食べればいいじゃないか」と父親の言葉を無視しました。
それでも質問をしてくる父親が、面倒くさくなった息子は、不機嫌そうに外に出ていってしまいました。
ある日、粉ひき屋の元へ、王様からの手紙が届きました。
「王宮の穀物をつくので、全国の粉ひき屋主人は至急、王宮に集まるように」
手紙を受け取った、粉ひき屋の息子は悩みました。「食事もよく与えてくれない王様の元に、年老いた父を送るわけにはいかない」
粉ひき屋の息子は父親を家に置いて、自分が王宮に向かいました。近所の人たちは、
「粉ひき屋のきつい仕事を父親に押し付けて、自分だけ王宮に行くなんて、とんだ不孝息子だ!」と、息子の陰口を言いました。
農夫の息子は、父親にニワトリをご馳走し、粉ひき屋の息子は、父親に仕事を続けさせました。この2人の息子のうち、どちらが死後に天国にいくでしょうか?
「本当の孝行者」の基準は何だろうか?
この総括の質問に向かって、ハブルータ研究会の方とハブルータをする機会を得た。
実践ブックに載っている話で、結構難しいなと感じていた。せっかくハブルータを練習できるのだから、しっかり考えて、あえて他の人の考えを聞いてみたいと思って、このテーマを選んだ。(テーマは実践ブックに載っているものなら何を選んでもOKだった。)
ハブルータの内容のまとめは、いつものようにマインドマップにまとめてから明日ブログにあげる予定。