内容
森の中を1匹のキツネが歩いていました。
ああ、お腹がすいたな、なにか食べ物はないかな~。
下ばかり見ていたキツネは、ふと、上を見上げました。
わーっ、おいしそうなブドウだ!よし、ブドウを食べてやろう。
キツネはうれしくなって、背のびして、ブドウを取ろうとしました。
が、どうしても届きません・・・
気にだきついて、登って取ろうとしましたが、枝がないので、どうもうまく登れません。
今度は、さかだちしてしっぽで取ってみようと考えしっぽを伸ばしましたが、ブドウは取れませんでした。
よーし、今度こそ!
少しはなれたところからいきおいをつけて走り出し、ジャンプして取ろうとしました。
それも、しっぱいしました。
色々ためしましたが取れません。
とうとう、キツネは、怒り出しました。
フン、あのブドウは、まだまだ、酸っぱいはずさ!
と、キツネは捨てゼリフを残して去っていきました。