内容
ある若者が友人の結婚式に参加しました。友人である新郎がニコニコと笑いながら若者にこう言いました。
「僕の新婦はどう?とても美しいだろう?」
若者はどう答えれば良いか悩みました。新婦はあまり美しい女性ではなかったからです。
そのとき、横にいたラビがにっこり笑いながらこう言いました。
「この世には、罪にならない嘘が2つあります。1つめの嘘は、結婚式場で新郎新婦につく嘘です。たとえ醜くても”かっこいいね”、”美しいね”という嘘をつくべきなのです。」
若者はこう聞き返しました。
「それでは罪にならない2つ目の嘘は何ですか?」
「誰かが悩んだ末に、あるものを買ったときです。その物があまり良い物でなかったとしても”良い買い物をしましたね”と言ってあげるべきなのです。」
ラビの言葉に若者は深く頷きました。そして、友人である新郎のところへ行き、「新婦がとても美しいね」と嘘をつきました。
新郎と新婦はにっこり笑い、若者も幸せな気持ちになりました。
人生の最上の目的は、平和を愛し、平和を求め、平和をもたらすことだ
基本的に嘘は良くないが、事実をつきつけることよりも、多くの人の幸せにつながるかということの方が大事。
むやみに争いを起こさなくても、その場にいる人が幸せな気持ちになるのであればその方が良い。
事業でも、人を蹴落とすことよりも、多くの人を幸せにすることを大義名分とするところがある。