Actions speak louder than words.

行動は言葉よりも雄弁

【タルムード】モーセの反論

内容

ある日、モーセは神様からエジプトの民を救うという仕事を任されました。

神「お前がエジプトに行き、ユダヤの民を救いだしてきなさい。」

モーセ「神様、それは無理ですよ。なぜなら、名もない私が救い出すと言っても、民衆は誰も信用しませんから。」

神「私がついているから安心しなさい。私がお前を派遣したと言えば大丈夫だ。」

モーセ「神様、そう言ってもユダヤ人は信用しませんよ。その神の名前は何だ?と聞いてきますよ。」

神「私は私だ。」

モーセ「そんな回答では納得しませんよ。証拠がありません。お前が神の遣いである証拠を見せろと言ってきますよ。」

神「心配するな。私が奇跡を見せてやるから。」

モーセ「やっぱり無理ですよ。私は口下手なので上手く説明できませんよ。」

神「誰がお前たちに口を与えたと思っているのだ。安心しろ。私が常についているから。」

 

こうしてモーセと神様の討論は7日間続きました。

結局神様はどうすることにしたのでしょうか?

 

 

 

神様は、エジプト民を救いに行ったモーセの口を使って、神の言葉を語らせました。奇跡を使って民にモーセの言うことを信じさせます。こうして、モーセは無事にエジプトの民を救うことに成功しました。

 

 

断る以上は相手を納得させる理由を言え。そしてYesと言ったなら必ずすぐに実行せよ。

「無理ですよ。なぜなら・・・」と必ず否定と根拠を述べている点が、学ぶべきところ。人々が考えることをやめて「なぜ?」という言葉を使わなくなったときに神様は大きな罰を与えると信じられている。

 

何にでもまず、Noと言え。そして、Noと言った場合はそのあと何日経ってもYesに変更できる。「No」と言ったなら、必ずBecauseを説明しなければならない。断る以上は相手を納得させる理由を言え。そしてYesと言ったなら必ずすぐに実行せよ。


発言力、説得力が必要。noを言うだけでは人はついてこない。「なぜなら」を長く言って、人を説得する。

noだけ言うのはおばかさん

becauseが言えてお利口さん

そしてyesと言ったら必ず実行しないと人は納得しない。


相手を納得させられる理由が必要だということ。ただ自分が好きじゃないから、自分はそういう風に教えていないから、という自己都合は納得できる理由にならないと思う。さらに、理由をつけて断ったなら、代案を考えるべきだと思う。否定だけして、代わりの策が何にもないと、それは相手に受け入れてもらい辛いと思う。

自分はそれを意識して反論するし、自分の考えが否定されたときは、自分の考えの根拠・理由を伝え、その上でなぜ相手がそう考えたのかも聞くようにしている。たとえそれが上司であっても。