内容
あるところに、1匹のヘビがいました。ヘビのしっぽは、いつも頭が指示する通りに動かなくてはならないことが、気に入りませんでした。
ある日、しっぽがこう言いました。
「なぜ、私ばかりがあなたの指示を受けなくてはならないのか。不公平だ!私も同じヘビの一部なのに…」
すると頭が答えました。
「しっぽよ。ばかなことを言っているんじゃないよ。あなたには前を見る目もないし、危険を感じる耳もない。行動を決定する脳もないじゃないか。私がお前をつけて歩いているのは、私自身のためではなく、お前のためなんだ。」
その言葉を聞いたしっぽは、怒り始めました。
「そんなことは耳が痛くなるほど聞いてきた!そんなことで私を説得できると思うな!」
そこで、ヘビの頭はこう提案しました。
「お前がそこまで言うなら、一度私に変わって頭になってみたらどうだい?」
その言葉を聞いたしっぽは、大喜びでした。
早速、しっぽが前に行きました。しかし、すぐにしっぽは崖から落ちてしまい、頭が手伝って、やっとのことで起き上がることができました。
さらに、ヘビはいばらに引っかかってしまいました。
いばらから、必死に抜けようとすればするほど、ヘビの体は傷だらけになりました。
またもや頭の協力で、やっといばらを抜けることができました。それでもヘビのしっぽは、自分が前に立とうとします。
今度は、山火事の場所に突っ込んでいってしまいました。おどろいたヘビは、すぐに逃げようとしますが、すでに時遅し。
結局火に囲まれたヘビは、死んでしまいました。
今週はこの内容でハブルータの練習をしてもらえることになった!
質問を考えようっと。