Actions speak louder than words.

行動は言葉よりも雄弁

【タルムード】両手、両足、両目と口、誰が一番偉い?

内容

ある国の王様が病気にかかってしまいました。王様の病気を治すには母ライオンのミルクが必要でした。恐ろしいライオンのミルクをしぼってこられる勇気のある人物はなかなか現れませんでした。

ある村の若者が、ミルクを手に入れるアイデアを思いつきました。それは寝ているライオンにそーっと近づきミルクをしぼってくる方法です。若者は作戦を実行し、母ライオンのミルクをとることに成功しました。

王様のもとへ、ライオンのミルクを持っていく最中に、両目と両足と両手が喧嘩を始めました。

目「私がライオンとの距離を正確に測れたから作戦は成功したのだ。だから褒美は私が1番多くもらうべきだ。」

足「私がいたからこそライオンが起きたとしても逃げることができた。もちろんライオンに近づけたのは私のおかげだ。」

手「私がいたからライオンのミルクをしぼれた。私こそが最も大事な役割だった。」

その口論を聞いて、今まで何もしてこなかった口がしゃべりはじめました。

口「何もわかっていないな。私こそ1番多くの褒美をもらうべきなのだ。」

目・足・手「お前は何もしていないではないか!お前の褒美は無しに決まっているだろう。」

 

 

あなたは、手・足・目・口の誰が1番多くの褒美を王様からもらうべきだと思いますか

 

 

王様のもとへ着きました。すると着いた途端に、口は大きな声でしゃべりはじめました。

口「王様、ここに犬のミルクを持って参りました。これで王様の病気も治るはずです。」

王様はこれを聞いて、大激怒です。

「なんだと!?犬のミルクで治るわけないだろう。即刻この者を処刑せよ!」

それを聞いた目・手・足は震え上がりました。

目「口よ、頼むから本当のことを言ってくれ。」

手「このままでは殺されてしまう。」

足「なんでも言うことを聞くから助けてくれ。」

口「ほら、私こそが1番重要なのだ。褒美は私が全てもらうぞ。」

目・手・足はしぶしぶ了承するしかありませんでした。

 

口こそ最大の武器

どんな行いや成功であっても、それを説明できることが大事。相手への説明がどれだけわかりやすいか、論理的であるかということを突き詰める必要性を学ぶ。

言葉で議論できる相手を信頼するという価値観を持つ。

質問をしなければ、相手に有利な条件でものごとを進められてしまう。

舌の先に幸せがある。主張・質問を怠ってはいけない。とことん質問する。

中身も大事であるが、それ以上に説得力のあるパフォーマンスが必要になる。声の質、大きさ、声の出し方、リズム、ジェスチャー、表情などを意識したプレゼン力を磨く。