内容
ナポレオンがヨーロッパを征服したときに、それぞれ征服した国の協力者に「お前たちに褒美を取らせるから、何が欲しいか言ってみろ」と言った。
フランス人は「ワイン畑とワイン工場が欲しい」
ドイツ人は「麦畑とビール工場が欲しい」
イタリア人は「小麦畑とおいしいパスタ工場がほしい」と申し出た。
ところがユダヤ人は「ニシンを2匹だけ欲しい」と言った。
その願いはすぐに叶えられ、ユダヤ人はニシンをもらって帰った。
他国の人々からは「ナポレオン様がせっかくご褒美をくれると言っているのに、そんなちっぽけなものをもらって、ユダヤ人は馬鹿だな。」と言われた。
しかし、ナポレオンはすぐに没落して願いが叶ったのユダヤ人だけだった。ユダヤ人を嘲笑した他の国の協力者は何一つもらえなかった。
小さな儲けに留めよ。それを繰り返せ。
「欲張らずに、すぐに叶えられる小さなことから着実に実践していこう」と言う教訓。権力は移りゆくもの。他人に馬鹿にされても着実に手に入る日々の糧が1番大切。
すぐに叶えられる小さなことから着実に実践していき、それを何十年も繰り返せば、いつの間にか大きな富が溜まっていく。お金儲けはそうした小さな利益の積み重ねである。
継続なければ成功なし。自分の信念を持つこと。
いきなり大きな利益を得ようとせず、日々の努力を怠らずにコツコツ積み重ねていくことが大事。