内容
鳥の巣が大嵐に巻き込まれ、巣もろとも三羽のヒナも地上に落下してしまう危険が迫っていた。
母鳥は海を渡って安全な岸にヒナたちを避難させようと思った。
まず1羽のヒナをつかんで、母鳥は大雨大風の中を巣から飛び立った。その途中で母鳥はヒナに尋ねた。
「子どもよ、お母さんは命がけでお前を助けようとしているが、お前はその代わりに何をしてくれるのかい?」
1羽目「お母さん、こんな大嵐の中でそんなことを考えている余裕はありません。とにかく私を安全なところに運んでください。」
2羽目「お母さん、まず私を安全な所に運んでください。そうすれば必ず私は食べ物を運んできて恩返しをしますから。」
3羽目「お母さん、私はお母さんが私にしてくれたことを必ず子どもにするつもりです。」
この答えを聞いた母鳥は、3羽のうち2羽を海に落としてしまいます。
さて、あなたならどのヒナが無事に対岸に送られたと思いますか?あなたなら、このうちのどのヒナを送り届けますか?
教育とは「教育することを教育する」ことだ
3羽目。
この話を聞いてあなたはどう思いましたか?
3羽のヒナの思考の向きは、1羽目→自分、2羽目→親、3羽目→自分の子ども
子どもの頃に自分がしてもらって良かったと思うことを自分の子どもたちにしてあげなさい、と教えるのである。
自分の人生だけを考えていない。自分の子どもや孫のことも判断に含めて、物事を考える。
語り継ぎ、教え継いでいく教育。女性が家庭で教育する。