内容
子どもにクッキーを渡すときに、最初の日は1個、2日目は2個、3日目は3個、4日目は4個と渡していく。
また別の機会にクッキーを渡すときに、最初の日は4個、2日目は3個、3日目は2個、4日目は1個と渡していく。
さらにまた別の機会にクッキーを渡すときに、最初から10個すべて与えてしまい、「後はもうないよ」と伝えると、子どもはそれをどのように食べていこうか自分で計画するきっかけとなる。
最初から苦労なく与えられるよりも、耐え忍んだ後に良いことがあった方が喜びが大きい
子どもは日に日にもらえるクッキーが増えていくことに喜ぶ。反対に、日に日にもらえるクッキーが減っていくとがっかりする。
最初は少ないけど後に増えていく方と、最初多いけどのちに減っていく方のどちらが良いか聞いてみる。
最終的に増えていったほうが良いとなれば、我慢の仕方を知ったことになる。我慢するすることでその後に大きな喜びがある。
反対に目先の利益だけを追うと、後で大きな損を出すことになるかもしれないという話。
人生は良いときばかりではなく、苦境の方が多い。特に若いときは苦労が多いので、子どもに苦労を教えるためのもの。
子どもが欲しがるものをすぐに買い与えるのではなく、こうした「小さな苦労」「小さな我慢」を体験させるのも、子どもたちの生きる力を育てることになる。
子どもにぜいたくをさせていると、親の財力が切れたときに子どもに耐久力がなくなる。