Actions speak louder than words.

行動は言葉よりも雄弁

【タルムード】ノアの方舟の真実の話

内容

神が怒ってこの地上に大洪水を起こされたとき、ノアの方舟だけは、男と女、動物もオスとメスひとつがいずつを乗せられた。

最後に「善」が方舟に乗ろうとしてやってきたが、神は「カップルしか乗せない」と言い、「善」の乗船を拒否した。

やむなく「善」は大嫌いな「悪」と手をつないでやってきたところ、神は「よし」と乗船を許した。

 

矛盾する2つは常に一緒にいる

善と悪は常に手を取り合って行動しているのである。別々に存在するのではない。善い物と悪い物は同じ顔をしている。悪魔が善人の顔をして、善人が悪魔の顔をしている。この区分は普通の人には見えない。

ノアの方舟は善と悪、苦と楽、薬と毒、福と禍、富と貧が手をつないで、乗船した。

幸福と不幸は常にセットになっており、それが形を変えて人の人生に降り注いでくる。現在の不幸は未来の幸福の元である。物事にはいろんな視点がある。ピンチがチャンスの兆しである。

人間の不幸や不運が偏在する理由は、もっと悪い事態を防いでくれるのが今の不幸な事態だと前向きに捉える。不幸や災難は、どうしても起こり得るものだから「避ける」という発想ではなく「叡智を尽くして乗り越えていこう」と考える。

行動が変わると心が変わり、自分が変わり、さらに行動が変わっていくという循環。