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行動は言葉よりも雄弁

【読書記録】まんがでわかる7つの習慣

まんがでわかる7つの習慣

著者:スティーブン・R・コヴィー

まんが:小山鹿梨子
監修:フランクリン・コヴィー・ジャパン

 

内容

バーテンダーを目指す一人の女性が人との出会いを通じて「7つの習慣」を学ぶ成長物語。

読んだ感想

前提として、知識(なぜ必要なのか?何をするのか?)・スキル(どのようにするのか?)・意欲(~したい)の3つを意識していくことで人格が育っていくとしている。知識・スキル・意欲が必要なことがわかってはいても、習慣化しているかといわれると習慣化できていないなと感じた。自分の人格もすぐには変わらないから、何度も練習し、繰り返し続けていくことが1番大事。失敗をしながら何度も挑戦する。結果を急がずに、1つずつ解消していく。これが頭ではわかっていても、なかなか実践できていない。失敗はやはり怖い。でもやってみないと何も始まらないから、「7つの習慣 ファミリー」をどんどん実践していきたい。失敗しても終わってしまうわけではない。勇気をもって挑戦していかないと何も変わらないし、何も生み出されない。

まずは自分で自分の内面を知るところから始める。そして行動に移す。(インサイドアウトの考え方)

習慣1 主体的である

自分の選択に、自分で責任をもつ。決めるのは自分だし、「私は~したい!」「私は~する!」と主語を私にする。これを積み重ねていくことで、自分の性格ができあがる。まわりからの刺激にいちいち反応しない。周りが動くのを待たないで、自分から率先して行動して周りを刺激していく。

結果は選べない。選べるのは行動だけ。根気強く試行錯誤する。やってみないとどうなるかはわからない。

 

習慣2 終わりを想い描くことからはじめる

すべてのものは2度作られる。①方向性をイメージするとき(知的創造)、②実際に作り出すとき(物的創造)。①のイメージは自分でやりたいことを自分で考えて組み込むことができる。自分を導いていく。このイメージすることを楽しみながらやりたい。

ゴールも決めておく。迷ったときに立ち返れる原点(自分が大切にしているもの)をはっきりさせておく。

ミッション・ステートメント(人生のキャッチコピー)を作るには長い年月がかかる。深い内省と緻密な分析を落ち着いた状態で書き出していく。そして定期的に見直していく。

落ち着いた状態で書き出す時間を作っていく必要がある。毎日忙しくしすぎるとその時間がとれない。

 

習慣3 最優先事項を優先する

人間の活動は4つの領域に分けられる。「緊急ではないが重要なこと(第Ⅱ領域)」(人間関係作り、仕事や勉強の準備や計画、健康維持や自己啓発)のための時間を増やしていくように意識する。

ライフシフトの「レクリエーションから、リ・クリエーションへ」にもつながる気がする。娯楽の時間を何かを生み出すための時間にしていく必要があると感じて、どんどん実践していきたい。

自分の役割が何なのかはっきりさせ、役割ごとの目標を立てて、その目標を達成させるようにスケジュールを組み立てていく。優先的に入れるスケジュールを入れた後、空白の時間ができるのは問題ない。第Ⅱ領域のための時間に使えばよい。

何でも自分でやろうとせずに、「人に任せて、お互いに成長する」ことを意識する。

「任せる」ために明確にしておくことは、①望む結果(何を達成したいか)、②ガイドライン(守るべきルール)、③リソース(使える人員、資金、技術)、④評価についての説明責任(進捗の報告を求める時期、評価の基準と時期)、⑤評価の結果(評価の内容、良いも悪いも)の5つ。

 

習慣4 Win -Winを考える

自分も勝ち、相手も勝つ。双方にメリットのある道は必ずある。

必要なことは、誠実に自分の気持ちを伝える勇気、相手にWinを与える思いやり。長く関わる相手との関係であれば、長期的なことを考える必要がある。Win-Winがむずかしいときは、取引しないことも選択肢になる。

信頼講座の残高を増やしておく。

そのため必要なことは、①相手の価値観や重視していることを理解する、②小さな思いやり、礼儀を大切にする、③約束を守る、④誤解を生まないようにする、⑤誠実な言動を心がける、⑥過ちは心から謝る

 

習慣5 まず理解に徹し、理解される

「話す」より「聞く」。まずは相手を理解してから。

会話の段階は⓪無視する(返事をしない)、①聞くふりをする(ただ相槌をうつだけ)、②選択的に聞く(興味がある所のみ)、③注意して聞く(相手を理解しようとする)、④感情移入して聞く(相手がどう感じたかを意識する)。「聞く」を態度で示すことが大事だと思う。

パラダイムシフトの考え方。自分の経験による自分の世界を通して相手の話をきいてしまうが、相手の目線に立って聞く。(話の中身を繰り返す→話の中身を自分の言葉に置き換える→相手の感情を反映する→自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する)

 

習慣6 シナジーを創り出す

シナジーとは個々の和より大きな成果のこと。

相手との「違い」を尊重して、違って当たり前という考え方をもつ。

相手とお互いに納得できる「第3の案」を創り出す。自分の原則を守って、結果を急がないことを意識する。妥協はしない。忍耐力が必要。すぐにはできない。時間はかかるもの。

 

習慣7 刃を研ぐ

4つの側面で磨いていく。

①体調(習慣1)適度な運動をして、持久力、柔軟性、強さをつける。

②観点(習慣2)価値観をつける

③自律性(習慣3)情報収集力や選択力をつける

④つながり(習慣4・5・6)社会とのつながり、情緒を安定させる

 

効率の良さを求めて、結果を急ぐ習慣がついてしまっているなと感じた。人格を磨くにはすぐに結果がでないし、習慣化して継続することが最も大事だと思った。失敗を恐れずにどんどんチャレンジする。ただ、その行動を選んだのは自分なのだから、結果を人のせいにしない。自分の原点と目的とゴール、自分の役割を自分で深く考えて認識する。1回やればおわりではなくて、何度も見直していくもの。日々の積み重ねが大事。

紙に書き出すことでみえてくることがあるから、ゆっくり時間をとって書き出してみたい。書き出すとなると、きれいに書きたいとか、間違ったことをかきたくないとか、書き直すのがめんどうとかの感情が出てきそうだけど、これもやってみる、書いてみる!