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【資格試験】ITパスポート

2023年12月にITパスポート試験に合格したので、合格までに取り組んだことやITパスポート試験の特徴についてまとめておく。

ITパスポート試験の概要

ITに関する基礎知識が問われる国家資格。

 

<内容>

100問で1000点満点、4択問題を120分間で解く

3分野から出題される。

●ストラテジ系(35問くらい)

企業活動、法務、経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ、システム戦略、システム企画

●マネジメント系(20問くらい)

システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術、プロジェクトマネジメント、システム監査

●テクノロジ系(45問くらい)

基礎理論、アルゴリズムとプログラミング、コンピュータ構成要素、システム構成要素、ソフトウェア、ハードウェア、情報デザイン、情報メディア、データベース、ネットワーク、セキュリティ

 

<合格水準>

総合評価で1000点のうち600点以上

ストラテジ・マネジメント・テクノロジの3つの分野もそれぞれ1000点満点で計算され、すべてが300点以上

の両方を満たすこと

 

合格率は毎年50%前後を推移。

 

シラバス

2022年4月からシラバス6.0(プログラミングやアルゴリズムを含む内容)

 

<参考にしたサイト>

みちともデジタル

https://michitomo2019.com/it-passport-frequent-appearance-management-terms/

 

<使用した参考書・問題集>

・令和5年キタミ式 ITパスポート(著:きたみりゅうじ、出版:技術評論社

・令和04-05年 ITパスポート 試験によく出る問題集(著:岩代正晴・新妻拓巳、出版社:技術評論社

・令和5年下半期 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集(著:五十嵐聡、出版社:技術評論社

・ITパスポート一問一答問題集 2023年度版(Kindle版)(著者:百瀬央、出版社:Tokyo Interactive)

 

前提条件・学習計画

大学で情報科学を学び、競技プログラミングを趣味で少しかじっている(灰色レベル)。高校の数学・情報の教員として、出題範囲の内容で少しだけすでに知っている知識がある。

2023年6月頃に参考書を買い、年内には受けようと決めたが、7月に手術入院(10日)をし、8~10月にかけて花文字の資格取得に時間をかけた。(しかも9月は人生でこれ以上ないくらいの体調の悪さで、コロナにかかり、股関節を痛めて歩けなくなり、薬のアレルギーで全身発疹まであった)ようやく花文字の検定が落ち着いた10月に、12月の試験を申し込んだ。

 

実際に取り組んだこと

6月に『令和5年キタミ式 ITパスポート』を買い、7月の入院中にひと通り読んだ。イラストが多く、知らない単語をまず知って理解するためにはとても良かった。

情報科学を学んでいたが、試験範囲内にそもそも専門的に学んでいない分野もあるし、分野的には知っているが知らいない単語もあるし、聞いたことがある単語も意味をきちんとわかっていないものがあるなと感じた。

途中に少し問題があったので、それを解きながら少しずつ覚えた。

退院して8月から『令和04-05年 ITパスポート 試験によく出る問題集』に取り組み始めた。キタミ式の参考書を読みながら、問題演習として取り組んだ。

左のページが問題、右のページが解説&補足のまとめが書かれているスタイル。隠しながら問題が解けるので使いやすかったが、参考書を読んだだけでは全然頭に入っていないことがわかった。参考書には載っていない用語も出てきて焦った。

何をすれば試験範囲を網羅できるのか、この問題集ですべておさえられているのか心配になりつつも花文字の検定に集中して、地道に少しずつ勉強を続けた。問題集を2周くらいはしたはず。

10月の花文字検定合格後、ようやくITパスポートの勉強に本格的に力を入れて、ITパスポートの勉強方法のサイトをいくつか見てみたところ、『みちともデジタル』のサイトにたどり着いた。

用語の説明が分野ごとにまとめられていて、分野ごとのおよその出題数や傾向が分析されていて、力の入れ具合を調節するのに良かった。

私は暗記したいものがあるときはマインドマップにまとめる習慣があるため、パスポートのややこしい用語をまとめようと決めた。このサイトを参考にして、ストラテジで2枚、マネジメントで1枚、テクノロジで3枚、それぞれA3サイズの紙にまとめた。

すべてマインドマップに書き終わった11月頃から、『令和5年下半期 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』を始めた。

同時に、財務会計の計算問題が全然わからなかったので、『ITパスポート一問一答問題集 2023年度版(Kindle版)』で財務会計分野の計算問題をひたすら解いた。

R5年度公開問題をやってみたところ、総合で62%しか取れず(3分野の30%以上もクリア)合格ラインぎりぎりだとまずいな…となった。ここから、夏に取り組んだ問題集をもう1週やることにして、描いていない用語が出てきたら、その都度マインドマップに描きこみ、肉付けしていった。

作ったマインドマップはファイルに入れて常に持ち歩き、暇さえあれば眺めるようにしていた。

 

問題集をひと通り(3周目のはずだけど)なぞり終えてから問題集の最後の予想問題に取り組んだら総合で80%取れた。ここから試験直前の2週間くらいで、一気に過去問題集の残りのR4年度公開問題、R3年度公開問題、R2年度公開問題、予想問題①、予想問題②を解き、総合で平均75%くらいにまでなった。

 

シラバス6.0の重要用語もマインドマップに描きこみ、さらにR5~R2年度の公開問題を解き直し、試験を受けてきた。

 

試験当日

朝9:00からの試験を受験してきた。30分前に会場についた。受付を済ませて荷物をロッカーに入れて、身分証と受験票と受付で渡された注意事項の紙のみ持って15分前に入室。ログインして、注意事項を読んで試験開始まで待機。

終わった時点で終了ボタンを押せば途中退室可だったが、見直しまでゆっくりしていたら結構時間ギリギリになったのでそのまま最後まで残った。

終了直後に自動採点され、点数が画面に表示されて、合格基準も書かれているのでその場で合格かどうか自分で判断できた。

 

とにかくここ数か月準備してきたことが無駄にならなくて良かった。

間違えた問題がどこだったのか気になるから、問題と採点の詳細も見たいな。

1時間後くらいに、試験の最後に見た点数の画面のPDFがHPから確認できるようになり、もう一度確認したところ合格ラインに達していた。

とにかく2時間頭をフル回転させて疲れた。

ここまでの勉強でかなり情報Ⅰの入試対策の教材研究になったし、これで知識も増えて自信をもって入試のための準備ができそうだ。