内容
ある男性が、わき目もふらずに道を急いで歩いていました。
通りかかったラビがその男性に声をかけました。
「あなたはどうしてそんなに急いでいるのですか?」
男性は答えました。
「人生に追いつこうとしているんです。私が急いでいるのがどうしてわかったのですか?」
ラビはこう答えました。
「人生に追いつく、ですか。それで慌てていたんですね。
しかし、人生とはあなたの後ろからあなたを追いかけているのではないでしょうか?あなたは、自分を追いかけてくるものをただじっと待っていればいいのに、かえってどんどん遠くまで逃げているようですよ。」
ラビの言葉を聞いた男性は、神妙な顔になりました。
楽観が最も強い鎧となる
ものごとの捉え方は人によって違う。ものを見る角度を変えたり、視野を広げることで見えてくるものもある。