Actions speak louder than words.

行動は言葉よりも雄弁

【タルムード】お金はどんな人に貸す?

ある婦人がラビ・ヨシにたずねた。
「なぜ神はかしこい者に知恵を与えて、なぜおろか者に知恵を与えないのですか?」
「そうだね。たとえば、金持ちと貧乏人がお金を借りにきたとしよう。あなただったら、どちらに貸すかね?」
「もちろん、金持ちに貸します。」
「それはまた、どうしてだね。」
「だって、先生、もし金持ちがそのお金を事業に投資して、しかも失敗しても、まだ他にも財産をもっているでしょうから、それを処分して借金を返せるでしょう。」
 ラビ・ヨシは、すかさず彼女に説明した。
「いやー、神様の場合もまったく同じだよ。もし知恵をかしこい者に与えれば、それを
いろいろ活用して、もっと価値を高めるだろう。だが、もしおろか者に知恵を与えても、きっと馬鹿なことにつかって知恵をなくすだろうからね。」
 

 

 


知識のない者に、いきなり性能のよいコンピュータを与えても、その活用方法がわからなくて使いこなせないということだろうか。
まずは能力のある者に知識や財産を与えて、社会に役立つように活用してもらう。そして能力のない人もできる範囲で、不得手なことを克服していくように努力する。自分が今どちらの立場なのか見極めて、果たすべきことやるべきことをしていくことが社会で生きていくということなのだろうなと思った。

こうやって聞かれたことにすぐ正しい答えを答えてしまわずに、あなたならどうするだろう?それはなせだろう?と相手に考えさせて解決へ導く方法がまさにハブルータの学習方法だなと感じた。