内容
ある国のお姫様が森で道に迷ってしまいました。どの道を辿っても行き止まりで、何日間も森から出られずにいました。
森の中で白髪の老婆に出会いました。お姫様はこれで助かったと思い、老婆に助けを求めました。
「私は道に迷ってしまいました。どうかこの森から出られる道を教えてください。」
それを聞いた老婆は、口をモゴモゴさせながら言いました。
「私はもう40年この森で迷い続けています。私が教えられるのは、どの道を行けば森を抜けられないかということだけですよ。」
お姫様は少し考えてから、もう一度質問しました。
さてここで、お姫様はいったいどのような質問をしたでしょうか？
あなたならどうしますか？
「それでは、その森を抜けられない道をすべて教えてください。」
お姫様はこのように聞き、老婆の教えてくれた道を避けることで、迷い込んだ森を抜け出ることができました。
失敗こそ最大の宝
悪いときの経験が成功へと導いてくれる。失敗談を話し合うことはとても大事である。「なぜ間違えたのか」に大きな関心を注ぐべきである。成功した話を聞くよりも、失敗した話を聞く方が役に立つのである。失敗すればするほど成功に近づいているのである。誰かの失敗談を自分のことのように考えて行動することが成功への鍵となる。簡単にあきらめないこと。
挫折や失敗を知らない人間は、あるときとてつもない落とし穴にはまる危険がある。調子の良い経験ばかりをしてきた人から有能な人は育たない。成功者は誰よりも時間をかけて努力し、誰よりも失敗し、それを努力だとは思っていない。
年長者を重んじる。その人は自分よりも多くの経験があり、経験による知恵が備わっている。経験についての質問をたくさんしてそこから学ぶことが大切である。
